内部統制の統合的枠組み 理論篇 |トレッドウェイ委員会組織委員会
内部統制の統合的枠組み 理論篇
トレッドウェイ委員会組織委員会
白桃書房 刊
発売日 1996-05
まず本丸から 2004-03-26
近年の監査論の教科書には必ず登場する本書は内部統制に関心を持つ人ならば必ず読んでおくべき基本書といえます。いかめしいタイトルに比べ語り口は平易で、本書の解説書を漁るより、まず本書から読むほうが効率がよいと思います。例えば、最近出版された内部統制の参考書に「COSOはホストマシンによるEDPを中心と考えている」との表現があったのですが、本書をよく読めば、クライアント・サーバー方式にも目を配り、問題点を指摘していることがわかります。 本書の最大の功績は「統制環境」の発見と考えます。英米系の方法論的個人主義の伝統を踏まえ、内部統制の基盤に「統制環境」を据えることで、従来の議論を引継ぎ、さらに革新を行っている点が素晴らしいと思います。内部統制におけるリスク管理の位置づけ等についても、多くの示唆を受けましたので、広くお勧めする次第です。
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